京野菜とは?賀茂なす・九条ねぎ…代表品目を由来と出典つきで
「京野菜」とひとくちに言っても、実は定義があります。京都府が定める「京の伝統野菜」と、規格を満たした「京のブランド産品(京マーク)」。その枠組みと、賀茂なす・九条ねぎなど代表品目の魅力を出典つきで紹介します。
京都の野菜が特別なのは、宮中や寺社へ供する需要と、盆地の風土が育てた歴史があるからです。京都府はこれを「京の伝統野菜」として品目を定めています。
さらに品質・規格を満たした秀品に与えられるのが「京のブランド産品(京マーク)」。ここでは定義を押さえたうえで、いずれも京のブランド産品に数えられる代表品目を見ていきます。
まずは定義から
京の伝統野菜
明治以前に京都へ導入された歴史をもつ等の条件で、京都府が定める野菜です(たけのこを含み、きのこ・しだは除く)。現存する品種に、すでに栽培の絶えた品種も合わせて37品目が挙げられています。
京のブランド産品 京マーク
伝統野菜などを土台に、産地・生産者・品質の基準を満たした秀品に与えられる認証で、目印の「京マーク」が付きます。賀茂なす・九条ねぎなどが代表で、認証の対象には野菜以外の品目も含まれます。
食卓の代表選手
聖護院だいこん しょうごいんだいこん
約180年前、聖護院の農家が尾張の宮重大根(長大根)から作り出したと伝わる丸大根。長く炊いても煮くずれせず、とろっと仕上がるのが身上です。
よくある質問
「京野菜」と「京の伝統野菜」は同じ?
厳密には違います。「京の伝統野菜」は京都府が条件を定めた区分、「京野菜」はより広く京都産の野菜を指す通称です。規格を満たすと「京のブランド産品(京マーク)」になります。
京野菜の旬はいつ?
賀茂なすは夏、聖護院だいこん・聖護院かぶ・堀川ごぼうは冬が中心です。京料理は旬を映す献立が基本で、季節ごとに主役が替わります。
どこで買える・食べられる?
錦市場などの市場や直売所、京料理店で出会えます。「京マーク」は品質の目印になります。
なぜ京都で独特の野菜が育ったの?
宮中・寺社へ供する需要と、盆地特有の寒暖差や水に恵まれた風土が、長い年月をかけて個性的な品種を育てたためと考えられます。