横浜開港と日本初 ── 鉄道・ガス灯・近代水道はなぜ横浜から?

1859年(安政6年)の開港で、横浜は海外に開かれた日本の玄関口になりました。人と物、そして新しい技術や文化が行き交い、ここから「日本で初めて」の数々が生まれます。開港の経緯と、横浜が生んだ近代の先駆けをたどってみましょう。
横浜は、もともと小さな村でした。開港をきっかけに、わずか数十年で日本を代表する貿易都市へと変わります。
鉄道、ガス灯、近代水道、日刊新聞……。横浜には「日本で最初」とされるものが驚くほど多く残っています。
開港のあらまし
横浜開港よこはまかいこう
日米修好通商条約などにもとづき、1859年に横浜・長崎・箱館などが開かれ、外国との自由貿易が始まりました。小さな漁村だった横浜は、ここを起点に日本を代表する貿易港へと歩み始めます。
寒村からの出発
条約で開く港は東海道の「神奈川」とされましたが、幕府は人通りの多い宿場を避け、対岸の寒村・横浜村に開港場を設けました。輸出の中心は生糸や茶で、これが関内・関外の街へと発展していきます。
横浜が生んだ「日本初」
近代水道きんだいすいどう
1887年(明治20年)、イギリス人技師パーマーの指導で、横浜に日本初の近代水道が引かれました。横浜市水道局は10月17日を近代水道創設記念日としています。
日刊新聞にっかんしんぶん
1871年、日本で最初の日本語の日刊新聞『横浜毎日新聞』が横浜で生まれました。洋紙の両面に刷られた、当時としては画期的なつくりの新聞でした。
よくある質問
横浜の開港記念日はいつですか?
6月2日です。これにちなみ、横浜市立の小・中・高校はこの日が休業になるのが横浜ならではの習わしです。
近代の足あとを半日で巡るおすすめの順路は?
関内駅や馬車道駅を起点に、馬車道から桜木町、山手へと歩くのがおすすめ。途中に説明板や記念碑が点在し、無理なくまわれます。
なぜ横浜にこれほど「日本初」が多いのですか?
海外の人・技術・文化が最初に入る玄関口になったためです。新しい仕組みの多くが、まず横浜で試されました。
開港の歴史を学べる施設はありますか?
横浜開港資料館や横浜都市発展記念館があり、当時の資料や写真から開港期のまちの様子を知ることができます。