横浜中華街の歩き方 ── 牌楼・関帝廟・媽祖廟に込められた意味

最終更新: 2026-06-21

牌楼を描いた架空のドット絵風景

横浜中華街は、開港後に来日した人々がつくった日本最大級のチャイナタウンです。約600もの店がひしめく一方で、街の随所には風水や信仰にもとづく門や廟が配されています。意味を知ると、いつもの食べ歩きが少し違って見えてきます。

中華街には、ただ賑やかなだけではない「設計図」があります。方位を守る門、商売と航海の神を祀る廟──。

ここでは、歩きながら出会う代表的なシンボルの意味を、由来とともに紹介します。

街を彩る門(牌楼)

牌楼ぱいろう

街の出入口に立つ門

中華街には大小10基の牌楼(門)があります。中でも「善隣門」は街のシンボル的存在で、その額には隣どうし仲良くするという「親仁善隣」の願いが掲げられています。

出典:横浜中華街 公式「牌楼(門)」

四神門ししんもん

東西南北を守る四つの門

街の四方には、中国の神獣にちなむ門が置かれています。東の朝陽門、南の朱雀門、西の延平門、北の玄武門で、それぞれ色と方位が対応しているのが特徴です。

出典:横浜中華街 公式「牌楼(門)」

信仰のシンボル

横濱関帝廟よこはまかんていびょう

商売繁盛の神

三国志の英雄・関羽を祀る廟です。関羽は帳簿(簿記)の考案など理財に通じたとの伝えから商売の神ともされ、中華街の人々の厚い信仰を集めてきました。

出典:横濱関帝廟 公式サイト

横濱媽祖廟よこはままそびょう

航海・家族の守り神

航海の安全や人々の幸せを守る女神・媽祖を祀る廟で、2006年に開かれました。海を越えて来た人々の街らしい、海の守護神への祈りの場です。

出典:横濱媽祖廟 公式サイト

中華街のなりたち

1859年の開港から

中華街の歴史は1859年の横浜開港にさかのぼります。外国人居留地の一角に中国出身の商人らが住み、料理店や雑貨店が集まって、今日のにぎわいが形づくられました。

出典:横浜市観光情報「横浜中華街」

よくある質問

中華街の最寄り駅はどこですか?

みなとみらい線の「元町・中華街」駅が最も近く、駅を出てすぐに門が見えます。JR石川町駅からも歩いて行けます。

門と廟を効率よく見て回るには?

目立つ善隣門から入り、東西南北の四神門を意識して歩くと街の構造がつかめます。二つの廟は少し離れているので、食べ歩きの合間に立ち寄ると無理がありません。

関帝廟と媽祖廟は何が違うのですか?

祀る神が異なります。一方は商売の神・関羽、もう一方は航海や家庭を守る女神・媽祖で、お参りの願い事も自然と変わってきます。

関帝廟や媽祖廟はお参りできますか?

どちらも参拝できます。線香を供えてお参りするのが一般的で、商売繁盛や航海・家内安全など、廟ごとのご利益にちなんで祈願する人が訪れます。

出典・参考

※ 由来に諸説あるものは「諸説あり」として記載しています。読み・由来は公開情報にもとづきますが、最新の情報は各出典でご確認ください。

執筆: LoreMania編集部/出典検証: 各項目に明記

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