沖縄の芸能と工芸 ── エイサー・三線・紅型の世界

太鼓の響き、三線の音色、鮮やかな染めの色。沖縄の芸能と工芸には、祈りや祝い、暮らしの願いが息づいています。代表的なものを、その背景とともに味わってみましょう。
芸能と工芸は、見た目の華やかさだけでなく、行事や信仰と深く結びついているのが沖縄らしさです。
ここでは舞台で楽しむ芸能と、手わざが生きる工芸を取り上げます。
沖縄を代表する芸能・工芸
三線さんしん
胴にニシキヘビの皮を張った三本弦の楽器で、沖縄音楽に欠かせません。中国から伝わった楽器がもとになり、やがて本土の三味線にもつながりました。
組踊くみおどり
せりふ・音楽・所作を組み合わせた歌舞劇で、1719年に玉城朝薫が中国からの使者をもてなすために創始しました。2010年にユネスコの無形文化遺産になっています。
出典:文化庁「無形文化遺産」
紅型びんがた
型紙を使って多くの色をのせる染物です。「紅型」の『紅』は赤に限らず色全般を指すといわれ、赤・黄・青などを大胆に使った明るい色づかいが特徴。王国時代には身分の高い人の衣装にも用いられました。
よくある質問
エイサーはいつ見られますか?
もともとは旧盆の行事ですが、夏には各地でエイサーまつりが催されます。沖縄市の全島エイサーまつりなどがよく知られています。
三線と三味線はどう違うのですか?
三線は沖縄の楽器で、胴に蛇の皮を張ります。これが本土に伝わって、猫や犬の皮を張る三味線へと変化したと考えられています。
組踊はどんなときに上演されたのですか?
もとは中国から訪れる冊封使という使者をもてなすために上演されました。王国の外交の場で披露された、格式の高い芸能です。
シーサーの正しい置き方はありますか?
厳密な決まりはありませんが、口を開けた像と閉じた像を一対で置くことが多いです。屋根の上に一体だけ据える伝統的な飾り方もあります。