沖縄の芸能と工芸 ── エイサー・三線・紅型の世界

最終更新: 2026-06-22

エイサーを描いた架空のドット絵風景

太鼓の響き、三線の音色、鮮やかな染めの色。沖縄の芸能と工芸には、祈りや祝い、暮らしの願いが息づいています。代表的なものを、その背景とともに味わってみましょう。

芸能と工芸は、見た目の華やかさだけでなく、行事や信仰と深く結びついているのが沖縄らしさです。

ここでは舞台で楽しむ芸能と、手わざが生きる工芸を取り上げます。

沖縄を代表する芸能・工芸

エイサー

芸能/旧盆の念仏踊り

もとは旧盆に先祖を送り迎えするための踊りで、太鼓を打ち、隊列を組んで地域を練り歩きます。今では夏祭りの花形としても親しまれています。

出典:沖縄観光コンベンションビューロー(おきなわ物語)

三線さんしん

楽器/島唄の伴奏に

胴にニシキヘビの皮を張った三本弦の楽器で、沖縄音楽に欠かせません。中国から伝わった楽器がもとになり、やがて本土の三味線にもつながりました。

出典:沖縄観光コンベンションビューロー(おきなわ物語)

組踊くみおどり

芸能/世界無形文化遺産

せりふ・音楽・所作を組み合わせた歌舞劇で、1719年に玉城朝薫が中国からの使者をもてなすために創始しました。2010年にユネスコの無形文化遺産になっています。

出典:文化庁「無形文化遺産」

紅型びんがた

工芸/鮮やかな型染め

型紙を使って多くの色をのせる染物です。「紅型」の『紅』は赤に限らず色全般を指すといわれ、赤・黄・青などを大胆に使った明るい色づかいが特徴。王国時代には身分の高い人の衣装にも用いられました。

出典:琉球びんがた事業協同組合沖縄観光コンベンションビューロー(おきなわ物語)

壺屋焼つぼややき

工芸/那覇のやちむん

那覇の壺屋に窯場が集まって発展した焼物(やちむん)。シーサーや酒器、皿などが作られ、力強い絵付けや釉薬の表情が魅力です。

出典:那覇市公式ホームページ

シーサー

工芸・風習/魔除けの獅子

屋根や門に据える獅子の像で、災いを退けると信じられてきました。口を開けた像と閉じた像を対にする飾り方がよく知られています。

出典:沖縄観光コンベンションビューロー(おきなわ物語)

よくある質問

エイサーはいつ見られますか?

もともとは旧盆の行事ですが、夏には各地でエイサーまつりが催されます。沖縄市の全島エイサーまつりなどがよく知られています。

三線と三味線はどう違うのですか?

三線は沖縄の楽器で、胴に蛇の皮を張ります。これが本土に伝わって、猫や犬の皮を張る三味線へと変化したと考えられています。

組踊はどんなときに上演されたのですか?

もとは中国から訪れる冊封使という使者をもてなすために上演されました。王国の外交の場で披露された、格式の高い芸能です。

シーサーの正しい置き方はありますか?

厳密な決まりはありませんが、口を開けた像と閉じた像を一対で置くことが多いです。屋根の上に一体だけ据える伝統的な飾り方もあります。

出典・参考

※ 由来に諸説あるものは「諸説あり」として記載しています。読み・由来は公開情報にもとづきますが、最新の情報は各出典でご確認ください。

執筆: LoreMania編集部/出典検証: 各項目に明記

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