沖縄の難読地名 ── 北谷・今帰仁・保栄茂をどう読む?

最終更新: 2026-06-22

北谷を描いた架空のドット絵風景

沖縄の地図には、本土の感覚では歯が立たない地名が並びます。琉球の言葉や古い土地の名がそのまま漢字にあてられたものが多く、読みのなかに島の歴史と風土が溶け込んでいます。代表的な難読地名をたどってみましょう。

沖縄の地名は、漢字の音読み・訓読みのどちらでも当てはまらないことがよくあります。背景にある言葉や土地の由来を知ると、ぐっと覚えやすくなります。

ここでは、旅先でよく出会う地名から、地元でも難読として知られる地名までを取り上げます。

読めそうで読めない沖縄の地名

北谷ちゃたん

中頭郡/本島中部の町

「きただに」と読みたくなりますが、正しくは「ちゃたん」。米軍施設の返還地に生まれた商業エリア「美浜アメリカンビレッジ」があり、夕日の名所としても人気の町です。

出典:北谷町公式ホームページ

今帰仁なきじん

国頭郡/本島北部の村

「いまきじん」ではなく「なきじん」。かつて北山王が拠点とした今帰仁城跡があり、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成資産にもなっています。

出典:今帰仁村公式ホームページ

西表いりおもて

八重山郡竹富町/八重山の島

「にしおもて」ではなく「いりおもて」。沖縄では西を「いり」、東を「あがり」と読む例があり、その代表格です。島はイリオモテヤマネコが暮らす世界自然遺産の地でもあります。

出典:竹富町公式ホームページ

南風原はえばる

島尻郡/本島南部の町

「みなみかぜはら」ではなく「はえばる」。南風(はえ)は南から吹く風を指す言葉です。沖縄県内で唯一、海に面していない自治体としても知られます。

出典:南風原町公式ホームページ

喜屋武きゃん

糸満市/本島南端の岬

三文字で「きゃん」。本島南端に近い喜屋武岬(きゃんみさき)は、断崖と海が広がる景勝地です。人名の姓としても見られる読みです。

出典:糸満市公式ホームページ

保栄茂びん

豊見城市/屈指の難読地名

三文字も書いて読みは「びん」。沖縄でも指折りの難読地名として有名です。市の名「豊見城」自体も「とみぐすく」と読み、ひとひねりあります。

出典:豊見城市公式ホームページ

よくある質問

沖縄に難読地名が多いのはなぜですか?

琉球の言葉(しまくとぅば)や古い土地の名を漢字に当てた地名が多いためです。漢字の読みと実際の発音がずれているので、初見では読みにくくなります。

地名に多い「城」はどう読みますか?

沖縄では城を「ぐすく」と読むことがよくあります。玉城(たまぐすく)や豊見城(とみぐすく)などが代表例で、城(しろ)の意味から転じた言葉です。

「いり」「あがり」とは何ですか?

太陽が沈む西を「いり」、昇る東を「あがり」と表す沖縄の言い方です。西表(いりおもて)や、東村の地名などにその名残が見られます。

難読地名を覚えるコツはありますか?

読みだけを丸暗記するより、土地の由来や言葉の意味とセットで覚えるのが近道です。岬・城・風など、地形や自然にちなむ語が手がかりになります。

出典・参考

※ 由来に諸説あるものは「諸説あり」として記載しています。読み・由来は公開情報にもとづきますが、最新の情報は各出典でご確認ください。

執筆: LoreMania編集部/出典検証: 各項目に明記

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