博多の寺社めぐり ── 櫛田神社・東長寺・聖福寺

博多のまちなかには、千年を超える歴史をもつ寺社が静かに並んでいます。祭りと信仰が息づく、その奥行きをたどってみましょう。
大陸との玄関口だった博多には、禅や信仰がいち早く伝わり、名刹が数多く生まれました。
ここでは押さえておきたい寺社を、由緒や見どころとともに紹介します。
博多の信仰の中心
櫛田神社くしだじんじゃ
「お櫛田さん」と親しまれる博多の総鎮守で、博多祇園山笠が奉納される神社として名高い。境内には飾り山が一年を通して立ち、祭りの熱気を伝える。縁結びや商売繁盛を願う人でにぎわう、博多の心のよりどころである。
出典:福岡市観光情報 よかなび
東長寺とうちょうじ
空海(弘法大師)が開いたと伝わる真言宗の寺で、木造坐像としては国内有数の大きさを誇る福岡大仏で知られる。五重塔もそびえ、博多の市街にありながら荘厳な雰囲気を保つ。地獄極楽めぐりの体験もでき、参拝者を集める。
出典:福岡市観光情報 よかなび
住吉神社すみよしじんじゃ
海上の守り神をまつる古社で、全国に数ある住吉神社の中でも最も古い社の一つと伝わる。航海の安全や開運を願う信仰を集め、博多の鎮守として親しまれてきた。緑に包まれた境内は、街なかの静けさを感じられる場所である。
出典:福岡市観光情報 よかなび
禅と文化を伝える名刹
承天寺じょうてんじ
宋から帰った僧・円爾(聖一国師)が開いたと伝わる臨済宗の寺。うどんや饅頭、製粉技術を博多に伝え、博多祇園山笠の起こりにも関わったと伝わる(いずれも諸説あり)。境内には「饂飩蕎麦発祥之地」の碑が立つ。
出典:福岡市観光情報 よかなび
聖福寺しょうふくじ
宋で学んだ栄西が開いた臨済宗の寺で、日本で最初に建てられた禅寺と伝わる(諸説あり)。後鳥羽上皇から「扶桑最初禅窟」の額を賜ったとされる。静かな塔頭が連なる境内は、博多の禅文化の原点を感じさせる。
出典:福岡市観光情報 よかなび
筥崎宮はこざきぐう
宇佐・石清水と並び日本三大八幡に数えられる古社で、勝負の神として信仰を集める。元寇の際の「敵国降伏」の額で名高く、楼門にその文字が掲げられる。秋の放生会では参道に露店が連なり、多くの参拝者でにぎわう。
出典:福岡市観光情報 よかなび
よくある質問
博多の寺社は歩いて回れる距離にありますか。
櫛田神社や東長寺、承天寺、聖福寺は博多の旧市街に近く、徒歩でめぐれる距離に集まっています。筥崎宮や住吉神社は少し離れるため、地下鉄を併用すると効率よく参拝できます。
承天寺がうどんや饅頭の発祥と言われるのはなぜですか。
開山の円爾が宋から製粉や麺の技術を持ち帰り、博多に伝えたという言い伝えによります。あくまで伝承で諸説ありますが、境内に発祥を記す碑が立ち、博多と食文化の結びつきを物語っています。