博多の伝統と祭 ── 博多織・博多人形・どんたく

緻密な帯地、表情ゆたかな人形、まちを練り歩く祭り。博多には、手仕事と祝祭の文化が脈々と受け継がれています。
大陸との交流や商人の町ならではの気風が、博多独自の工芸と祭りを育てました。
ここでは代表的な伝統と祭りを、成り立ちとともに紹介します。
博多が誇る伝統工芸
博多織はかたおり
細い経糸を密に織り込んだ、ハリと光沢が身上の絹織物。鎌倉期に大陸の技法が伝わったのが始まりとされ、独鈷や華皿を図案化した献上柄で名高い。締めやすい帯地として武士にも愛され、国の伝統的工芸品に指定されている。
出典:福岡市 公式ホームページ
博多人形はかたにんぎょう
素焼きの生地に繊細な彩色をほどこした、博多を代表する焼き物の人形。美人物や歌舞伎物、童物など題材は幅広く、やわらかな表情と立体感が持ち味とされる。福岡城の築城に関わった職人がもとを築いたとも伝わる。
出典:福岡市 公式ホームページ
博多をにぎわす祭りと芸能
博多どんたくはかたどんたく
毎年5月3〜4日に開かれる、しゃもじを打ち鳴らして街を練り歩く祭り。「どんたく」はオランダ語で休日を意味する「ゾンターク(zondag)」が語源とされる。動員数が国内有数のまつりとして知られ、まちが祝祭一色に染まる。
出典:福岡市 公式ホームページ
放生会ほうじょうや
9月に筥崎宮で営まれる、生き物を放してその命に感謝する秋の大祭。一週間にわたって参道に数多くの露店が立ち並び、博多の秋を告げる風物詩となっている。新生姜やチャンポン(ガラス細工)が縁起物として親しまれる。
出典:福岡市観光情報 よかなび
博多にわかはかたにわか
目もとを隠す半面をつけ、博多弁で落ちのある寸劇を演じる伝統の郷土芸能。世相を風刺しながら笑いを誘うのが持ち味で、土産菓子「にわかせんぺい」の面の意匠でも知られる。庶民のユーモアを今に伝える話芸である。
出典:福岡市 公式ホームページ
博多祝い唄はかたいわいうた
「祝いめでた」と呼ばれる、博多の祝いの席で歌い継がれてきためでたい唄。山笠の追い山でも一番山笠が歌うことで知られ、手拍子とともに座を盛り上げる。婚礼や祝賀の場で今も親しまれる、博多の祝祭文化の一つである。
出典:福岡市 公式ホームページ
よくある質問
博多どんたくの「どんたく」とは、もともとどういう意味ですか。
オランダ語で休日を指す「ゾンターク」がなまって定着した言葉とされます。もとになった行事「博多松囃子」と結びつき、休日にまちを挙げて祝う祭りへと発展しました。
博多織の帯はどこで見たり買ったりできますか。
市内の専門店や百貨店、博多の工芸を扱う施設などで見ることができます。献上柄の小物なら土産にも選びやすく、伝統工芸の手仕事を身近に感じられます。