北海道の難読地名 ── アイヌ語が生んだ「読めない地名」

最終更新: 2026-06-24

倶知安を描いた架空のドット絵風景

地図を開くと、北海道には初見ではまず読めない地名が次々と現れます。その多くはアイヌ語の音に漢字を当てたもの。意味を知ると、土地の地形や歴史が見えてきます。

ここでは、観光や鉄道でよく出会う代表的な難読地名を、読みと由来とあわせて紹介します。

由来には諸説あるものもありますが、いずれも『音』が先にあり、漢字は後から当てられた点が共通しています。

読めそうで読めない代表的な地名

倶知安くっちゃん

後志地方・羊蹄山の麓の町

アイヌ語に由来し、読みは「くっちゃん」。羊蹄山ニセコ観光の玄関口で、後志地方の中心地のひとつです。

出典:倶知安町 公式サイト

神居古潭かむいこたん

旭川市の石狩川沿いの峡谷

読みは「かむいこたん」。アイヌ語『カムイコタン(神の村・神の居る所)』に由来し、石狩川の難所として知られた景勝地です。

出典:旭川市 公式サイト

長万部おしゃまんべ

渡島地方北部・交通の要衝

読みは「おしゃまんべ」。アイヌ語に由来するとされ、特急が交わる鉄道の結節点として知られます。

出典:北海道庁 公式サイト

弟子屈てしかが

道東・摩周湖と屈斜路湖の町

読みは「てしかが」。摩周湖屈斜路湖を擁する自然豊かな町で、地名はアイヌ語に由来します。

出典:弟子屈町 公式サイト

音威子府おといねっぷ

道北・北海道で最も人口が少ない村

読みは「おといねっぷ」。アイヌ語に由来し、黒っぽい『音威子府そば』でも知られます。

出典:音威子府村 公式サイト

占冠しむかっぷ

上川地方・リゾートのまち

読みは「しむかっぷ」。アイヌ語に由来し、山あいの自然とリゾートで知られます。

出典:北海道庁 公式サイト

留辺蘂るべしべ

北見市の地区

読みは「るべしべ」。アイヌ語『ルペシペ(山を越えていく道)』に由来するとされ、温泉地としても知られます。

出典:北海道庁 公式サイト

よくある質問

北海道に難読地名が多いのはなぜですか?

先住民族アイヌが呼んできた土地の名(音)に、和人が後から漢字を当てたためです。漢字の音訓と読みが一致しないので、初めて見ると読めない地名が生まれました。

読み方を覚えるコツはありますか?

『カムイ=神』『ナイ/ペッ=川』『コタン=村』など、由来となる意味の単位とセットで覚えると定着しやすくなります。地形や歴史と結びつけるのがおすすめです。

出典・参考

※ 由来に諸説あるものは「諸説あり」として記載しています。読み・由来は公開情報にもとづきますが、最新の情報は各出典でご確認ください。

執筆: LoreMania編集部/出典検証: 各項目に明記

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