「高山っ子」とは?飛騨高山の呼び名と方言・匠の町

最終更新: 2026-08-05

飛騨高山(ひだたかやま)を描いた架空のドット絵風景

「高山っ子」は、地元で生まれ育った人を指す「〜っ子」という呼び方の型を、高山にあてた言い方です。この検定では第2段階の称号としてこの呼び名を使います。歴史的に定着した固有の呼称だと断定するのではなく、飛騨高山という土地そのものの重なりから読み解きます。

「〜っ子」は、江戸っ子・浜っ子など、生まれ育った土地を示すときに広く使われる言い方の型です。この検定の第2段階の称号「高山っ子」も、その型を高山にあてたもので、地元をよく知るプレイヤーへ贈る現代のゲーム内表現です。

「高山っ子」という言葉そのものより先に押さえておきたいのが、「飛騨高山」という呼び方の重なりです。旧国名「飛騨」と、市名「高山」がどう結びついているのかを、まず見ていきます。

「飛騨」と「高山」、二つの言葉が重なる呼び方

飛騨高山(ひだたかやま)ひだたかやま

旧国名「飛騨」+市名「高山」の通称

「飛騨高山」は、律令制のもとで置かれた旧国名「飛騨」と、その中心都市である「高山」市を組み合わせた呼び方です。観光や検定の名称では「飛騨高山」とまとめて呼ぶことが多く、地域全体の広さと、その中心である高山の町とを、ひとつの名前の中に重ねて表しています。

出典:高山市の概要

2005年の大合併と「日本一の面積」

2005年2月1日、旧高山市+9町村

現在の高山市は、2005年2月1日に旧高山市を中心に9つの町村が合併して誕生しました。この大合併により、高山市は日本一面積の大きい市となり、その広さは東京都全体にほぼ匹敵します。「高山っ子」という一つの呼び名の内側には、もとは別々だった多くの町や村の歴史が重なっています。

出典:高山市の面積が知りたい

飛騨弁 — 高山っ子の言葉

えらい(えれえ)えらい

飛騨弁で「疲れた」を意味する

飛騨弁の「えらい(えれえ)」は、標準語の「偉い」とは異なり、「疲れた」「くたびれた」という意味で使われます。飛騨高山を訪ねて「今日はえらかったわ」と言われても、褒め言葉ではなく「疲れた」の意味だと知っておくと、地元の言葉に一歩近づけます。

出典:飛騨弁

だちかん(だしかん)だちかん

飛騨弁で「だめだ」を意味する

「だちかん(だしかん)」は、禁止や不可を表す飛騨弁で、「だめだ」という意味です。東海地方の方言とも共通する言い回しで、飛騨と東海のつながりを言葉の面からもうかがわせます。

出典:飛騨弁

高山っ子が誇る町と技

さんまち(上一之町・上二之町・上三之町)さんまち

国の重要伝統的建造物群保存地区

江戸時代の商人町の町並みが残る上一之町・上二之町・上三之町は、「さんまち」と呼ばれ、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。白壁の土蔵や格子戸の商家が並ぶこの町並みは、高山っ子が日々の暮らしの中で守り続けてきた景観です。

出典:高山市三町伝統的建造物群保存地区

陣屋前朝市じんやまえあさいち

「日本三大朝市」のひとつとされる

陣屋前朝市は、千葉県勝浦市・石川県輪島市の朝市と並んで「日本三大朝市」のひとつと呼ばれることがあり、高山観光の代表的な三名物にも数えられています。地元の農家が野菜や特産品を並べる朝市は、高山っ子の暮らしに根づいた日常の風景でもあります。

出典:陣屋前朝市

飛騨の匠ひだのたくみ

律令時代から続く木工技術の伝統

律令時代、飛騨国は税の代わりに木工技術者「飛騨匠」を都へ派遣する特別な制度の対象でした。この木工の伝統は、さんまちの町家建築や高山祭の屋台の彫刻・からくりにも生き続けており、「飛騨の匠」の技を誇りとする気風は、高山っ子の気質を語るときにも欠かせない要素です。

出典:飛騨産業「飛騨の匠について」

よくある質問

「高山っ子」は昔からの住民の呼び名ですか?

「高山っ子」という言葉自体を辞典などで調べても、会津っぽや博多っ子のように由来がはっきり記された例は多く見当たりません。この検定では代わりに、飛騨高山という地域の成り立ちや暮らしを手がかりとして、第2段階をクリアしたプレイヤーへ贈る称号に用いています。

「飛騨」と「高山」はどう違うのですか?

「飛騨」は律令制のもとで置かれた旧国名で、現在の高山市・飛騨市・下呂市などを含む地域を指します。「高山」はその中心都市である高山市を指す市名です。「飛騨高山」は、この二つを重ねた通称としてよく使われます。

出典・参考

※ 由来に諸説あるものは「諸説あり」として記載しています。読み・由来は公開情報にもとづきますが、最新の情報は各出典でご確認ください。

執筆: LoreMania編集部/出典検証: 各項目に明記

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