Q1.阿蘇の中央火口丘にある5つの山をまとめて何と呼ぶ?
- 肥後三山
- 九州五山
- 外輪五峰
- 阿蘇五岳
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正解阿蘇五岳
高岳・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳という5つの中央火口丘を、まとめて「阿蘇五岳」と呼ぶ。これらは外輪山に囲まれたカルデラの内側にそびえる火山群で、稜線をたどるように外輪山を一周する観光ルートも整備されている。

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最終更新: 2026-09-21
火山の縁に守られた盆地の底で、鉄道が走り牛が草を食む――阿蘇はそういう土地です。最初の10問は、阿蘇五岳と草千里ヶ浜の風景、あか牛や馬刺しの食卓、阿蘇神社の水基めぐりと火振り神事、白川水源の湧き水まで、旅の初日にたいてい出会う顔ぶれを集めました。カルデラという地形そのものへの興味も、ここで一度確かめてみてください。全問解き終えたころには、次にこの土地を訪ねる人へ一言添えられる程度の下地ができています。
正解阿蘇五岳
高岳・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳という5つの中央火口丘を、まとめて「阿蘇五岳」と呼ぶ。これらは外輪山に囲まれたカルデラの内側にそびえる火山群で、稜線をたどるように外輪山を一周する観光ルートも整備されている。
正解草千里ヶ浜
草千里ヶ浜は烏帽子岳の中腹に広がる、かつての火口跡を覆う草原で、放牧された馬がのんびり草を食む姿が阿蘇観光の象徴的な光景として知られる。雨水がたまってできた池を挟み、遊歩道や乗馬体験の拠点にもなっている。
正解阿蘇くまもと空港
熊本空港は熊本県のシンボルである阿蘇山にちなみ「阿蘇くまもと空港」の愛称で親しまれ、ロゴや空港案内にも阿蘇の稜線を思わせる意匠が使われている。九州の主要空港の一つとして、阿蘇観光や熊本市街への玄関口の役割を担う。
出典:熊本国際空港株式会社
正解あか牛
あか牛は日本に4つある和牛品種のうち、飼育数で最も多い品種に次いで多いとされる。阿蘇の草原で放牧されることで知られ、赤身が多く脂が少ない肉質は近年の健康志向とも相性が良いとされる。
正解切り口が桜色をしているから
馬肉は空気に触れると酸化が進んで赤みが増し、切り口が鮮やかな桜色になることから「桜肉」と呼ばれる。熊本・阿蘇では馬肉を生で食べる馬刺しの文化が根強く、しょうがや甘めの醤油だれで食べるのが定番とされる。
正解水基めぐり
阿蘇神社の門前町商店街には「水基」と呼ばれる湧水スポットが点在し、これを飲み歩く「水基めぐり」が観光客に親しまれている。水は阿蘇の山々に浸透した雨水が湧き出したもので、無料で誰でも味わうことができる。
正解火をつけたカヤの束
火振り神事では、参加者がカヤの束に火をつけて夜の中で勢いよく振り回し、暗闇に幾重もの光の輪を浮かび上がらせる。約2000年の歴史を持つとされる古社・阿蘇神社に伝わる神事で、五穀豊穣を祈る春の祭りの中で行われる。
正解早春(2月〜4月頃)
阿蘇の野焼きは草原が枯れ野となる早春の2月から4月頃に行われ、樹木の侵入を防いで草原景観を維持する。実施前には防火帯をつくる準備作業が必要で、牧野組合と都市部からの支援ボランティアが力を合わせて行う。
正解白川水源
白川水源は環境省の名水百選に選ばれた南阿蘇村の湧水で、毎分およそ60トンという豊富な水量が一年を通じてほぼ変わらぬ量で湧き出す。この安定した水温と水量から、地域の飲料水や農業用水としても古くから利用されてきた。
正解○(正しい)
熊本県と阿蘇郡市7市町村は、「阿蘇」の世界文化遺産登録を目指す取組を長年続けている。評価の柱は火山活動と人の営みが共生して育んできた草原の農業景観そのもので、文化財保護法に基づく法的な保護整備も進められている。
次の15問では、震災からの復旧、あか牛の正式な品種名、内牧温泉の始まり、御田祭の神輿の数、噴火警戒レベルという阿蘇特有の付き合い方まで、地元でも整理して覚えている人は多くない領域に入ります。年号や数字を手がかりに、火山と共に生きてきた土地の年表を頭の中で組み立て直してみてください。カルデラの外から来た人には、特に発見が多い15問になるはずです。
正解2023年7月
熊本地震で不通となった南阿蘇鉄道高森線は、橋やトンネルなど複数箇所で深刻な被害を受け、復旧までに地震から7年3か月を要した。2023年7月15日に全線運転を再開し、観光の起点として再び賑わいを取り戻した。
正解3月中旬〜下旬
阿蘇高菜は3月中旬から下旬にかけて、とう立ちして伸びた細い茎を1本ずつ手で折って収穫する。機械を使わないこの手摘みの丁寧さが、阿蘇高菜漬け特有のシャキシャキとした歯ごたえと風味を支えている。
正解農産物加工食品コンクール金賞
阿蘇産の完熟トマトだけを使う「阿蘇ものがたり」のケチャップは、農産物加工食品コンクールで金賞を受賞した実力派の特産品である。添加物を抑えた素材の甘みを生かした味わいが評価され、道の駅阿蘇などの直売所でも扱われる。
正解褐毛和種
あか牛の正式な品種名は褐毛和種で、1944年(昭和19年)に和牛の一品種として公式に命名された。阿蘇の草原で放牧されることの多い地域密着の品種で、赤身の多い肉質から健康志向の消費者にも支持されている。
正解灌漑用の井戸を掘削中に温泉が湧出した
内牧温泉は明治時代、かんがい用の井戸を掘削している最中に思いがけず温泉が噴き出したことから始まった温泉地である。以来数多くの源泉が点在し、共同浴場「町湯」を中心に地元の暮らしに根づいた湯として親しまれてきた。
正解4基
阿蘇神社の御田祭では、社殿に祀られる神々が4基の神輿に分かれて乗り、青々と育った田を巡幸して稲の生育を見分する。約2000年の歴史を持つとされる古社に伝わる夏の神事である。
出典:御田祭 – 阿蘇神社
正解田作祭
火振り神事は、卯の祭の期間中に行われる田作祭という祭りの中の一場面である。田作祭は稲作の始まりを神に祈る神事で、火振り神事はその夜を彩るしめくくりの行事として多くの見物客を集める。
出典:田作祭 – 阿蘇神社
正解牧野組合
野焼きや輪地切りは各地区の牧野組合が中心となって担うが、高齢化と人手不足で維持が難しくなった牧野が増えている。都市部からの支援ボランティアが牧野組合と協力し、防火帯づくりから火入れまでの重労働を分担して草原の景観を守り続けている。
正解2023年12月
「日本三大楼門」の一つに数えられる阿蘇神社楼門は、熊本地震で大きな被害を受けたのち、長期にわたる大規模な復旧工事を経て、2023年12月7日に完工式典を迎えた。地域の心の拠り所である一之宮の姿が、震災から長い時間をかけて取り戻された出来事である。
正解朝晩の寒暖差と放射冷却
阿蘇で雲海が見られやすいのは、盆地状のカルデラ地形に加え、朝晩の寒暖差と放射冷却が重なる条件がそろったときである。大観峰などの外輪山上の展望地からは、雲の海に浮かぶ阿蘇五岳という幻想的な光景が楽しめる。
正解阿蘇山火山防災連絡事務所
気象庁は2008年、阿蘇市役所内に阿蘇山火山防災連絡事務所を開設し、火山活動の観測データの収集と地元行政への情報連絡を担っている。行政と気象庁が同じ建物内で連携できる、防災上重要な仕組みである。
出典:阿蘇山火山防災連絡事務所
正解噴火警戒レベル
気象庁は阿蘇山について噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から5(避難)まで設定し、観測データに応じて随時引き上げ・引き下げを発表する。火口周辺への立ち入りや道路の通行規制は、このレベルの変化に連動して決まる。
正解春に野焼きを行い、農業サイクルの出発点となる
阿蘇の草原保全は、野焼き・放牧・採草という一年を通じた人の営みの積み重ねによって成り立っている世界的にも評価された農業システムである。春に行われる野焼きは、その一年の農業サイクルの出発点として特に重要な意味を持つ。夏に採草して冬に放牧する、堆肥づくりを夏に行う、海面でのり養殖を行うといった記述はいずれも誤りである。
正解約2.5万人
令和2年国勢調査による阿蘇市の人口は24,930人である。阿蘇市は2005年に阿蘇町・一の宮町・波野村が合併して発足した市で、カルデラ内外に集落が分散する地形のため、人口密度は熊本県内でも低い水準にとどまる。
正解1934年
阿蘇くじゅう国立公園は1934年(昭和9年)12月4日、阿寒・日光・中部山岳・大雪山の各国立公園と同時に指定された。当初は「阿蘇国立公園」の名称で、現在のようにくじゅう連山を含む名称になったのは1986年の改称による。
最後の15問には、根子岳が阿蘇五岳の中でいちばん古い山だとされる理由、カルデラが世界最大級と呼ばれる根拠、延喜式にまで遡る高菜の記録、阿蘇神社の参道がなぜ横を向いているのかなど、普段は日の当たらない知識を集めました。並べ替えや複数選択の形式も交じり、断片の知識を筋道立てて組み直す力が問われます。この15問を解き切れば、阿蘇という土地の見え方が確実に変わります。
正解根子岳
根子岳は阿蘇五岳の中で最も古い時代の火山とされ、他の四岳よりカルデラ形成以前から存在する山体である。長年の侵食で山頂部の火口が削り取られ、鋸歯状にそぎ落とされた稜線が「阿蘇のマッターホルン」と称される険しい山容を生んでいる。
正解カルデラ内部に市街地や鉄道・国道を持つ規模として
阿蘇カルデラは、その内部に阿蘇市街地や南阿蘇村の集落、鉄道や国道までも抱える規模を持つことから「世界最大級」と称される。人が定住し、日々の暮らしと交通が営まれているカルデラという事実こそが、この地形の最大の特異性である。
正解南阿蘇村立野
国道57号北側復旧ルートは、熊本地震で南阿蘇村立野に発生した大規模崩落を迂回するため整備されたバイパスで、阿蘇市赤水と大津町を結ぶ。旧道の復旧が現実的でなかったため、新たな経路を切り開く大規模な復興事業となった。
出典:国道57号北側復旧ルート
正解延喜式
阿蘇高菜のルーツは古く、928年に編纂された法典『延喜式』に「菘(たかな)」として記述があるとされ、平安時代にはすでに栽培・利用されていたことをうかがわせる。千年以上にわたって阿蘇の気候風土に合う野菜として受け継がれてきた、地域に根づいた食文化の原点である。
正解95%以上
全国のあか牛(褐毛和種)生産のうち、熊本県が占める割合は95%以上にのぼり、事実上ほぼ全てが阿蘇を含む熊本で育てられている。他県ではほとんど生産されない稀少な和牛品種であり、阿蘇の草原という放牧環境と一体になったブランドである。
正解神社の正面に対して参道が横向きに延びているから
阿蘇神社は参道が社殿の正面に対して横向きに延びるという全国的にも珍しい配置を持つ。約2000年の歴史を持つとされる古社であり、全国に約500社ある阿蘇神社の総本社という格式の高さが、この特異な境内構成の背景にあるとされる。
正解飲食店や酒屋、土産物店
阿蘇神社の門前町商店街には飲食店や酒屋、土産物店が軒を連ね、多くの観光客でにぎわう。境内から続くこの通りには「水基」と呼ばれる湧水スポットも点在し、参拝や食べ歩きと合わせて散策できる、阿蘇観光の入口的なエリアとなっている。
正解御田植神幸式
御田祭の正式な神事名は「御田植神幸式」で、阿蘇神社に祀られる神々が神輿に乗って青田を巡り、稲の生育を見分して五穀豊穣を祈願する。田植え前でなく、すでに青々と育った田を巡るのが特徴である。
正解輪地切り
輪地切りは、野焼きで火が広がる範囲を区切るため、あらかじめ防火帯となる部分の草を刈っておく作業である。晩秋から早春にかけて行われ、危険を伴う重労働のため、都市部からの支援ボランティアの協力が欠かせない工程となっている。
正解阿蘇世界文化遺産学術委員会
「阿蘇」の世界文化遺産としての価値を検討するため、有識者による「阿蘇世界文化遺産学術委員会」が設けられ、火山と共生する農業景観としての学術的な位置づけを整理している。長年続く登録に向けた取組を、専門知の側面から支える組織である。
正解10月中旬〜12月上旬
阿蘇の雲海は朝晩の寒暖差が特に広がる10月中旬から12月上旬にかけて発生しやすいとされる。放射冷却で盆地の底に冷気がたまり、そこに水蒸気を含んだ空気が重なることで雲が生まれ、外輪山の展望地から見下ろす形で観測できる。
正解絶滅危惧種が集中して生育しているから
阿蘇の草原は野焼き・放牧・採草という人為的な農業活動が続けられてきたことで、他では失われた絶滅危惧種が集中して残る国内有数の生育地となっている。人の手が入り続けることが、逆に多様な生き物を守る結果になっている点が学術的にも注目される。
正解JR豊肥本線の全線運転再開 → 国道57号北側復旧ルート開通 → 南阿蘇鉄道の全線運転再開 → 阿蘇神社楼門の修復完了
熊本地震からの阿蘇の交通復旧は、JR豊肥本線の全線再開が最も早く、次いで国道57号北側復旧ルートの開通、そして南阿蘇鉄道の全線再開(2023年7月)、阿蘇神社楼門の修復完了(2023年12月)という順に進んだ。復旧には震災から実に7年以上を要した路線もある。
正解国道57号北側復旧ルートの延長 → 南阿蘇鉄道高森線の営業距離 → ミルクロードの総延長 → 阿蘇カルデラの周囲
国道57号北側復旧ルートの延長が最も短く、次いで南阿蘇鉄道高森線の営業距離、ミルクロードの総延長の順に長くなり、阿蘇カルデラの周囲が最も長い。
正解1本ずつ手で折って収穫する → 収穫したその日に塩もみする → 樽に漬け込む → 3〜5日置いて仕上がる
阿蘇高菜漬けは、伸びた茎を1本ずつ手で折って収穫し、その日のうちに塩もみして下ごしらえをしたのち、樽に漬け込んで3〜5日置くという流れで仕上がる浅漬けの漬物である。収穫から加工までの速さが、独特のシャキシャキとした歯ざわりを生む。