大阪の難読地名 ── 放出・喜連瓜破・立売堀をどう読む?

最終更新: 2026-06-23

放出を描いた架空のドット絵風景

大阪の地図には、字面から想像できない読みの地名が並びます。堀や市、寺社にちなむ古い名がそのまま漢字で残り、読みと字面がずれているものが多いのです。代表的な難読地名をたどってみましょう。

大阪の地名は、漢字の音読み・訓読みのどちらにも当てはまらないことがよくあります。背景にある言葉や土地の由来を知ると、ぐっと覚えやすくなります。

ここでは、駅名としても日常的に目にする難読地名を中心に取り上げます。

読めそうで読めない大阪の地名

放出はなてん

鶴見区・城東区/JRの駅名

「ほうしゅつ」と読みたくなりますが、正しくは「はなてん」。JRおおさか東線・学研都市線の放出駅があり、中古車店のテレビCMでも全国に名が知られました。地名の由来には諸説あります。

出典:大阪市公式ホームページ

喜連瓜破きれうりわり

平野区/Osaka Metro谷町線の駅

「喜連(きれ)」と「瓜破(うりわり)」という二つの古い地名をつなげた駅名で「きれうりわり」と読みます。瓜破は、瓜にまつわる伝説に由来するといわれます。

出典:大阪市公式ホームページ

立売堀いたちぼり

西区/船場の西に広がる町

「たちうりぼり」ではなく「いたちぼり」。かつてあった堀「伊達堀(だてぼり)」がなまったとする説があります。江戸期には材木商などでにぎわいました。

出典:大阪市公式ホームページ

私市きさいち

交野市/京阪交野線の終点

交野市の地名で「きさいち」。皇后に関わる「后(きさき)の市」が語源とされます。終点の私市駅の近くには、ハイキングで人気の吊り橋「星のブランコ」があります。

出典:交野市公式ホームページ

杭全くまた

東住吉区/難読の町名

「くいぜん」ではなく「くまた」。東住吉区の町名です。隣接する平野区には、勇壮なだんじりで知られる同名の杭全神社が鎮座します。

出典:大阪市公式ホームページ

柴島くにじま

東淀川区/阪急千里線の駅

「しばじま」ではなく「くにじま」。阪急千里線の柴島駅や、淀川の水を浄化して大阪市内に届ける柴島浄水場があります。

出典:大阪市公式ホームページ

よくある質問

大阪に難読地名が多いのはなぜですか?

堀・市・寺社や古い土地の名がそのまま漢字で残り、読みと字面がずれているためです。由来とセットで覚えると忘れにくくなります。

難読地名を覚えるコツはありますか?

駅名から入るのが近道です。日々目にする駅の表示や車内アナウンスで、耳と目から繰り返し触れると自然に身につきます。

「放出」はどうして全国に知られているのですか?

中古車の買い取り店のテレビCMで店名として連呼され、関西以外の人にも「はなてん」という読みが広く伝わりました。

ほかにも大阪の難読地名はありますか?

中百舌鳥(なかもず)、土師ノ里(はじのさと)、御幣島(みてじま)、十三(じゅうそう)など、まだまだたくさんあります。

出典・参考

※ 由来に諸説あるものは「諸説あり」として記載しています。読み・由来は公開情報にもとづきますが、最新の情報は各出典でご確認ください。

執筆: LoreMania編集部/出典検証: 各項目に明記

この記事の誤り・修正を報告