鎌倉の海と地形|ご当地マニア検定

鎌倉の海と地形を知るには、海を見渡す高台の寺と、竹林に囲まれた谷戸の寺を対比すると分かりやすい。長谷寺と報国寺から、鎌倉らしい景観の作られ方を見ていこう。
長谷寺は由比ガ浜を見下ろす高台にあり、報国寺は谷戸の奥にひっそりとたたずむ。同じ鎌倉でも立地によって景観がまったく異なる点に注目したい。
各項目には鎌倉市の一次資料を添えている。本尊や見どころの名称は検定で選択肢が入れ替わりやすいので、出典とあわせて確認してほしい。
海と地形を読む:まず押さえる名前
736年創建と伝わる長谷寺がその代表。像高約9.18mの十一面観音を本尊とし、見晴台から由比ガ浜を一望できる高台の寺だ。
海と地形を読む:出題でつながる視点
対になるのが谷戸の奥の報国寺。約2,000本の孟宗竹の「竹の庭」で知られ、「竹の寺」の愛称を持つ1334年創建の臨済宗寺院だ。
報国寺
報国寺は1334年創建の臨済宗の寺で、足利・上杉両氏の菩提寺。本堂裏には約2,000本の孟宗竹からなる「竹の庭」が広がり、「竹の寺」の愛称で親しまれる。竹林奥の茶席「休耕庵」では、抹茶を味わいながら竹に囲まれた谷戸の静けさを楽しめる。
出典:鎌倉市「鎌倉の文化財」
よくある質問
長谷寺の本尊は何?
十一面観音像。寺伝では721年、徳道上人の発願で楠の霊木から二体の観音像が彫られ、一体は奈良の長谷寺本尊に、もう一体は海に流されて15年後に相模国沖に流れ着き、鎌倉長谷寺開創の由来になったと伝わる。
報国寺が「竹の寺」と呼ばれるのはなぜ?
本堂裏に広がる竹林が由来の呼び名。竹林の奥には足利・上杉両氏一族の墓と伝わる「やぐら」(横穴式の墳墓)も残り、観賞用というより修行の場としての性格が強かったとされる。